2010年7月6日火曜日

世界第3位の国

あれっ、日本は今世界でGDPが何位だろうって思って、インターネットで調べた。その資料は2008年までしかなかったので、日本はアメリカについで2位。現時点では中国に抜かれて第3位のはずだ。
2008年のデータでは、世界が5500兆円、アメリカ1426兆円、日本492兆円、ドイツ366兆円、フランス286兆円、イギリス267兆円と続く。人口あたりでいくとアメリカは日本の2倍程度の人口で3倍だからやはり豊かだ。中国は日本を抜いていても人口あたりにすると10分の1程度。ヨーロッパはやはりそれなりに豊かだ。
ところが、日本にいるとそんな気は全然しない。いったいどうなっているのだろうとすら思う。中国人が日本の国債を買っているからかもしれない。でも、世界第3位といえば、ダントツ、トップクラスである。世界3位の国の人が将来を悲観していたら、世界はもっと悲観しなくてはならないが、ワールドカップではみんなもっと楽しそうだ。別にそれだけではないが、国民一人あたりの所得は低いはず。
一方で確かに不安材料は多くある。少子高齢化に伴う労働力の低下。国家の予算90兆円に対しての、国債発行44兆円。公債の残高880兆円という歪な予算の構造。政権交代してもあまり変わらない政治。リーマンショックに続いてこの先、景気がどうなるかわからないという不安。あと、高齢者が豊かでそれ以外ではそれほどでもないという説。昼間のフィットネスクラブのヨガ教室はそういう人だらけだと家人がいう。
そういったものをうけて、国民の幸福度はそれほど高くない。みんな不満というより、不安である。この先どうなってしまうのだろうという不安。この国がどこに向かっていくかまったく見えない。
借金漬けと言ってもまだ、破綻したわけじゃない。これからそうなるかもしれないという不安である。ただ、それに向かってなにも動けないといういろいろな制度の硬直度が問題である。
いろいろ調べていくと、借金漬けでも、黒字に向けての財政改革では、予算を11.4〜14.3兆削減すればよい。通常予算90兆からみたら、2割削減で良いのである。特別予算も入れれば、200兆のなかで考えればよい。フローで動いているお金の5%だ。すこし、財布のひもを絞ればよいだけのような気がする。ところが、実際は拡大成長を前提としているので、財布のひもはなかなかきつく縛れない。
いっそ、民間の会社立て直し会社でもいれて、無駄な公務員をリストラしてみるのがいいように思う。

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